Q.ニコチンパッチの中毒にはならないの?

A.タバコのニコチンは一度に急激に血中濃度が上がる事で中毒を引き起こします。パッチのニコチンの吸収のされ方は、禁断症状を抑えることはできますが、中毒にはなりません。

ニコチン中毒にはならないので、安心して使いましょう。
精神依存はあり得ますが、パッチは意識しないで使うから(ニコガムとは違う)、依存の心配はほとんどありません。

Q.タバコを吸いながらパッチを貼ってもいいの?

A. 絶対にダメです。

タバコは一本で中毒になります。これから一本も吸わないという決心をしてからはじめましょう。

パッチを上手に使うと、気が抜けるほど楽に禁煙できます。 ただし、その一本を吸わなければ。

Q. どうやって使い始めればいいの?

A.ニコチンパッチの吸収には個人差がとてもあります。
 同じ大きさを貼っていても人によって、ニコチンの血中濃度が違います。ですから、まずは自分でコントロールする必要を認識してください。
 最初に始めるときは、禁断症状が強く出ることもあります。大きいパッチを一枚はって、タバコの事をずっと考えてしまうようなら、足りません。
 医者は一度に3枚まで貼る指導ができる事になっています。ただし、最初の3日間だけです。4日目からは一日1枚にします。

A.枚数の足し方。
 半分ずつ増やしてみましょう。増やした時に、スッとタバコを吸いたい気持ちが無くなる段階が、ちょうどいいところです。
 増やした時に、心臓がドキドキしてきて、冷や汗が出たり、くらくらするようなら多すぎです。すぐに剥がしてください。

 ニコチネルを使っている人は、半分に切ることができないので、丸ごと一枚足して、多いようなら、半分の面積を絆創膏やビニールテープで覆いましょう。
 ニコレットパッチやニコダームは半分にはさみで切ることができます。

 枚数を一番大きいサイズ1枚より増やしていいのは、最初の3日までです。ここだけは守ってください。

 多少の我慢は必要ですが、吸ってしまっては元の木阿弥なのをお忘れなく。

 医師が処方するパッチのサイズは大、中、小と三種類あります。医師の処方箋なしで薬局で購入できるのは、中、小サイズのみ。
 中サイズ一枚半、あるいは中サイズ+小サイズで、大サイズになるので、大サイズが入手できない人は、各自作成してください。
 もちろん、中サイズから始めても構いません。

Q.どれ位の期間貼っておくべきなの?

A.それぞれの製薬会社が目安を出しています。
 21mgを6週間でその後14mgを2週間、7mgを2週間。などです。ですが、この決まりに神経質にならないでください。個人差があるものです。あくまで目安にしましょう。
 禁断症状に関しては、ニコチンによって抑制されていた脳の神経伝達物質が復活するのに3週間ほどかかるといわれています。「自分に聞きながら」量の増減をしていきましょう。

 過去スレを読むと分かりますが、焦って無理矢理減らすのは、失敗の元です。『不安を感じている間は、無理に小さくする必要はありません。“もう、小さくしてみようかな?”と、思えるまで、今のサイズをお使い下さい。』焦らなくてもいらなくなる時が、スッと来ます。

Q. どうやって減らせばいいの?

A. 『いつもニコチンパッチを貼る時間に貼らないで、6時間様子を見て下さい。その6時間に吸いたくなったり、だるくなったり、眠くなったり・・・etcしなければ、小さいサイズに変えて下さい。
 でも、その6時間経つまでに、吸いたくなったり、眠くなったりするようでしたら、すぐに元のサイズを貼るように指示して下さい。その6時間のテストの間に吸ってしまっては、なんにもなりません。』

 また、今使っているものを半分にして、半分だけ貼って、足りなかったらすぐ貼れる様に半分を持ち歩くっていう手も使えましたよ。パッチは面積に比例していますから、14から7の場合、7を2枚という手も使えます。切れない場合はそちらで対応してください。〜足りないという目安は、やっぱり「吸いたくなる」ですw

Q. たまにすごく吸いたいんだけど

A. ピンスポットでそういう瞬間が来てしまうことがあります。吸ってしまったら今までの努力が水の泡です。
 我慢できないような場合、パッチの上からマッサージして下さい。すると、一時的にニコチンが増量され、吸いたい気持ちがやわらぐと思います。
 深呼吸や氷水でその瞬間を乗り切るのも効果的らしいですよ。

Q. どこに貼ればいいの?

A. どこでも大丈夫です。ですから、腕の内側や胸の柔らかいところ太股内側などの皮膚が薄くカブレやすい所は避けたほうがいいです。お勧めできません。

 お尻や腕の外側、ももの外側、腰、背中などがお勧めです。一度貼った同じ場所には1週間は貼らないでください(カブレ防止)。前の日の横に貼るのはOK、部位の問題ではないですw
 貼った時、最初の10分位はかゆみや刺激を感じる事があります。かかず、剥がさず、手でじっと押さえて耐えてみましょう。それでも消えずに、刺激がある場合は剥がした方がいいかもしれません。たまにかぶれて使えない人がスレにも出てきます。

A. 基本的な使い方
 『起きたら、すぐに貼って、夜、寝る前にはがします。そして、次の朝起きたら、すぐに貼ります。1日1回貼りかえるのです。朝1枚貼ると、夜まで、24時間効果があります。貼ったまま寝ると、寝苦しかったり、悪夢を見ることがあります。これは、ニコチンの覚醒作用のせいです。寝る前に、剥がした方が、ゆっくり休めます。

Q.ニコレットガムとニコチンパッチの比較ってどんな感じ?

 ニコパッチは「吸いたい」という気持ちになりませんので、ガムよりすごく楽に止められると思います。ですから、次のことだけは忘れないでください。 一本吸ってしまったら、もう終わりです。また中毒に戻っています。たった一本で!!
 一度やっている私が言うのですからウソでは無いですw 「どんなもんだったかなぁ」みたいな軽い気持ちで吸うってみるのもダメです。もう一生一本も吸わずに行きましょう。ニコチンガム・ニコレットガムと一生付き合うのは構わないという医師の意見もあるようですから、怖がらずドン!といきまっしょい(-∀・)b

<おまけ・ニコチン製剤でニコチン中毒しない理由。過去レスより〜>

ニコチンってのは脳の神経伝達物質であるアセチルコリンと形が似ているので
タバコを吸っていると、脳の中でニコチンが働いてアセチルコリンは出なくなっている(分泌制御)
タバコを吸わんと頭が動かんってのは、アセチルコリンが出なくなっている奴の状態な。

だから三日でニコチンが体から消えたとしてもアセチルコリンが分泌制御されていると脳が
「ニコチンをくれないとうまく動かん!」とタバコを求める訳なんだ。
でもな、脳を動かす為には少量のニコチンで十分なんだ。(ニコチンの分解酵素が無い為)

パッチやニコレットが有効で「中毒性がない」といわれているのは、「脳を動かす事はできるけど
アセチルコリン分泌抑制するほどの量じゃない」からなんだよ。ガムを二個食ってもタバコを吸うな
我慢しろってのはそういうこと。

大体、アセチルコリン分泌が復活するまでに3週間以上かかると言われている(個人差あり)
3日でニコレットなんかいらんようになる奴ってのは、アセチルコリンがじゅるじゅる出てた奴だ
うらやましい。ニコ切れって、イライラどころじゃなく本当に足がふらふらするもんな?

361 名前:名無しは20歳になってから[] 投稿日:2007/03/30(金) 05:39:26
ふと思ったんですけど、パッチを貼ることによって
喫煙という方法では無くてもニコチンは摂取してるという事ですよね?
ということは、パッチを貼っている間は体内にニコチンは残っているので
パッチを辞めた時に初めて「ニコチン」が体内から消失していくんですよね?
するとニコチンによる「禁断症状」というのはパッチを辞めた時から始まるんじゃないんですかね?

362 名前:名無しは20歳になってから[] 投稿日:2007/03/30(金) 07:01:58
たばこを止めるということは煙草に対する物質依存と心理的依存の両方を直す必要があります。
パッチを貼付しているときは物質依存は回避できるので心理的依存の対処に専念できるのです。
治療が進むとパッチのサイズを小さくしますがこれが物質依存から徐々に離脱する方法とされています。
最後の小さなパッチにはたいしたニコチンは含まれていませんから恐怖心を取り除く目的と思っていいです。
ただし、現場ではこの56日のプログラムを守っているのは3割に過ぎません。



3分でタバコやめられる動画